体験する仏教  

ずっと、ずっと求めていたブッダの智慧

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

瞑想の真実

「ね、なぜ旅にでるの?」「苦しいからさ」 こんな一節が太宰治の『津軽』にありました。 わたしも昔、苦しくて旅に出たことがあります。 コロナ禍で今、旅をすることが困難となっていますが、自宅にいて、お金をかけずに苦しみから解放される方法が流行して…

無我ってなに? ー 心中の泉とつながる ー

知識人と呼ばれる人でも、ほとんどの人が釈尊の説かれた「無我」を正しく理解していない。そうわたしは思っています。 『広辞苑』で「無我」はつぎのように定義されています。 「我(が)の存在を否定すること。我は人間存在や事物の根底に永遠不変の実態的…

釈尊の祈り

釈尊は、世間一般で言われている祈りをなさいませんんでした。弟子たちにも「祈りなさい」と言われませんでした。釈尊がなされたのは、瞑想です。 国語辞典は、「祈り」をつぎのように定義しています。 ㊀〔自分の力ではどうしようも無い時に〕神仏の力にす…

世界を平和にする祈り ー 我が心の内なるプーチン ー

昨日、テレビのニュースでウクライナにロシアが軍事侵攻する様子を視ていると、妻がチャンネルを替えていいかと聞きます。こんな時は、決して妻を批判して「君は世界情勢が気にならないのか」などと言ってはなりません。家庭内戦争が勃発します。何よりも平…

何に祈るのか ー 南無妙法蓮華経の祈り ー

祈りについての記事に複数の方からコメントをいただきました。今の時期、祈りに関心を抱いている人が多いようです。 祈る際は、特定の宗教を信仰していない人でも、多くの場合、漠然と人の姿をした神や仏を思い描いて祈りを捧げているのではないでしょうか。…

祈りは届く

昔の話ですが、妻と居間で口論して、「もう君とは一生、口を利きたくない」と腹を立て、ふすま一枚隔てた隣室に引き籠ったことがあります。しかし、しばらくすると反省モードになり、「言い過ぎた。悪かったな」と、かなり深く悔いました。そして心の中で妻…

世界平和の祈り

ウクライナの状況を思うと胸が痛む日々が続いています。 今、多くの人々が世界の平和を祈っていることと思います。 「祈ることくらいしかできない」と言う人がありますが、この言葉には、「祈りには効果がある」という確信はありません。はっきりと「祈って…