体験する仏教  

ずっと、ずっと求めていたブッダの智慧

葬儀に出仕してきました

今日は、お世話になっている横浜・蓮馨寺の葬儀に出仕してきました。故人は96歳の女性で、法華経を篤く信じていた方でした。

90歳を超えてもお元気であったとのことです。ご遺族は悲嘆に暮れるといったご様子ではなく、穏やかに故人を見送られたように感じました。

たしか白隠禅師であったかと思いますが、正月に信徒から「何かめでたいことを書いてください」と言われて、次のように書いたといいます。

「親死に、子死に、孫死に」

「正月早々から、縁起でもない」と信徒が文句を言うと、禅師は「歳の順に人が死ぬのは、めだたいことじゃ」と言ったといいます。

わたしの母は、一歳で我が子(わたしの弟)を亡くしています。母の前に子が亡くなるのは、本当に辛いことです。

今回の葬儀では、すべての子や孫が故人をあの世に送ることができました。わたしが今日の葬儀が穏やかであったと感じたのは、そのせいでもあったのでしょう。