体験する仏教  

ずっと、ずっと求めていたブッダの智慧

土手の草刈りをしていたら

今朝、我が道場の土手の草刈りをしていたら、お向かいの家のネコ君がやってきました。放し飼いで、自由気ままに生きている子です。

わたしの姿を見ると、いつもニャーと一声鳴いて、からだをわたしの脚に擦り付けてくるのですが、すぐに何処かへ行ってしまいます。

庭に行ったら、茂みの日陰で休憩中でした。

草刈りをしていると、ネコ君以外にも、小さなトカゲ、ハチなど、いろいろな生き物と出会います。

今朝は、ついこの間まで一枚も葉をつけていなかった榎(えのき)が、今は鬱蒼と葉を茂らせていることに気づき、いのちの力を感じました。

草刈りは面倒くさくもあります。今の季節はよいのですが、これからは蚊に悩まされることになります。

ですが、草刈りは人任せにせず、自分でやろうと思っています。土や草に触れることで、元気になる気がします。

実は、草刈りの時間は、修行の時間でもあります。昨日のことを悔まず、明日のことを思い煩わず、ただ、南無妙法蓮華経を心中で唱えながら草を刈ることに集中する。

これは一つの禅定で、仏道を歩む上でも大切なものだと感じています。

もっとも妻にとっては、土手の草刈りは、家の周囲を綺麗に保つ、わたしの責務に過ぎないもののようですが。しばらく土手を放置しておくと、妻から叱責されます。

精進してまいります。