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深層コミュニケーション2・ペンジュラムと、子どもとの交流

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ペンジュラムを知っていますか。ダウジングをする際の振り子のことで、ダウジングとは、隠れたものを、深層意識の力を使って発見する方法です。

実際、地下水脈や鉱脈をダウジングで発見する、ダウザーと呼ばれる人たちがいて、実績が認められています。

顕在意識では感知できないことを深層意識は感知しています。深層意識で感知したことを、表層の意識に顕在化させるツールがペンジュラムであると言ってよいでしょう。

最近は、他者との相性や職業適性などを見るために、ペンジュラムが用いられています。失くした物を捜すのにペンジュラムが使用すされるることもあります。

ペンジュラムには水晶などの天然石で作られたものや真鍮などの金属製のものがあります。天然石で作られたものは、天然石(パワーストーンと言うこともあります)を販売している店で扱っていることがあります。

ですが、お店に行ったり通販を利用したりせずとも、いますぐ、あなたはペンジュラムを手にすることができます。五円玉の穴に太めの糸(紐でも可)を括りつければよいのです。五円玉ペンジュラムです。

これを親指と人差し指でつまんで揺らしてみます。糸の長さは自分で揺らしやすい長さに調整します。縦横、左右に揺らしてみてください。

次にペンジュラムを静止させて、左右もしくは縦横に動けと念じてください。動かそうと思わず念じるだけで、ペンジュラムは念じた通りに揺れ出します。その後、止まれと念じれば振り子は静止状態に戻ります。

これを心理学で観念運動と言います。頭の中で考えたことを深層意識が感受し、深層意識下で指先を動かすのが観念運動です。

不思議な気がしますが、念じる(考える)だけ振り子は思った通りに動きます。ただし、集中力を要します。これは集中力を養うとトレーニングになります。。

つぎに、振り子を静止させた状態で「わたしは、日本人ですか」とか、「男性ですか」といった、答えが分っている質問を深層意識に投げかけてみてください。すると振り子が動き出します。イエスが、縦揺れだったり、右回りだったり、動きは人によってさまざまです。自分の場合のイエスを確認してください。縦の動きがイエスの場合は、横の動きがノー。右回りがイエスの場合は左回りがノーになります。

これは観念運動ではなく、深層意識の声を聴く方法です。顕在意識では感知できないことを、この方法によって知ることができます。先に相性、職業適性を挙げましたが、自分に合っている食べ物、宿泊するのに適したホテルなど、イエス、ノーで聞けることなら、さまざまな情報を深層意識から得ることができます。わたしも、ペンジュラムを用いて自己の深層意識とコミュニケーションをとり、その情報に助けられた経験があります。

「これはいいことを聞いた」と思った方もあるでしょう。ですが、わたしは、この方法で集中力を養うのはよいとしても、深層意識とのコミュニケーションをとることは推奨しません。この記事を書いた目的は、深層意識の存在に目を向けていただくことにあります(試してみようと思っていた方、期待させておきながら水を差すようで、すみません)。

ペンジュラムで深層意識とコンタクトを取るためには、自己のトラウマがかなりの程度、解消されていて、自我が確立し、心が安定していることが条件となるのです。そうでないと深層意識の浅い部分にある不安や恐れとアクセスしてしまうことになりかねません。こうなれば、当然答えはネガティブなものとなり、外れます。憑依霊の意識が関与して動くこともあり、こうなると危険です。

先日、勉強をみている中学一年生の男の子(教え子の息子です)に、休憩時にペンジュラムを持たせました。深層意識の存在を教えるためです。男の子は、思ったただけでペンジュラムが動くことに驚いていました。

そのあと男の子に、ペンジュラムを静止させたまま、ただ糸をつまんでいるように言いました。すると、しばらくしてペンジュラムが縦に動きだしました。男の子は「なぜ動くの?」とびっくりしています。実はわたしが彼に向かって心の中で「縦に動かせ!」と強く念じていたのです。

このように、ペンジュラムは自己以外の意識存在の思念で動くこともあります(憑依はその一例です)。人は言葉だけではなく、深層意識でもコミュニケーションをとっているのです。

自分の意志で行動しているつもりでも、深層意識が他者の意識に支配されて、他者の思い通りの行動をとっていることもあります。それゆえ、深層意識と交流するにあたっては、しっかりとした自我を確立させることが必要となります。

大人より子どもの方が、深層コミュにケーションを取りやすいものです。親の心が不安定だと、子どもが怪我をしやすいといったことが実際にあります。

わたしは、特に子どもの前では、心を安定させるように努めています。中学生君には「君はこれからどんどん良い方向に向かって成長していくぞ」と、口に出しては言わず、いつも心中で彼の深層意識に語り続けています。

そんな意識で勉強を教えていると、中学生君は、こんなことを言い出しました。

わたしが「年明けに一泊で、身延山に登ろうと考えているんだ。ささやかな修行だよ」と話すと「僕も行きたい」というのです。

彼との深層コミュニケーションで、信頼関係が深まったようです。小さな弟子と一緒に身延山で修行することになるでしょう。

深層コミュニケーションは諸刃の剣で、一つ間違えれば、相手を思うように動かしたり、相手の心を傷つけたりすることになります。注意が必要です。

最後に、我が子の深層意識に働きかけて、子どもをよい子にする方法を紹介しましょう。

子どもがスヤスヤと寝ている時に、子どものすぐ近くで次のように、穏やかな声で語りかけます。お父さんバージョンを記しますがお母さんは、お母さんバージョンに替えてください。

「お父さん(パパ)は、おまえのことが大好きだよ。おまえは本当にいい子だ。おまえは、毎日どんどん賢く元気で優しい子になっていくよ」

このような言葉を繰り返します(これは一例で、アレンジしていただいてかまいません)。時間に決まりはありません。この言葉を深層意識が受け止めます。深層意識は大きな力を持っています。我が子はスクスクと成長していくでしょう。

間違っても「おまえは、わたしの言うことを聞かなければならない」などと言って子どもを支配しないでくださいね。