体験する仏教  

ずっと、ずっと求めていたブッダの智慧

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

語ることのない対話

カルト宗教とそうではない宗教を分かつもの。それは対話だと思っています。その宗教の外側の人との対話がないのがカルト宗教であると感じています。 わたしは、自らの修行体験から、死後の個性の存続、すなわち死後も人は生きているということを認識していま…

悲しみの力

写真は、我が法華道場に掛けられてある、梅谷彩雲先生の書「常懐悲感 心遂醒悟」です。 「法華経・如来寿量品第十六」の中の言葉で、「常に悲感を懐いて 心遂に醒悟す」と訓読します。 「あなたの懐(いだ)いている、その悲しみによって、あなたは真実に至…

「瀧の宴」に行って来ました

浅草の日蓮宗寺院・壽仙院で行われた、芸術家達による和文化イベント「瀧の宴」に行って来ました。 書家でもある法友、梅谷拓宣(号・虹嶺庵 彩雲)上人が観衆の前で、軸に書を揮毫するパフォーマンスを見るのが目的でしたが、終了後の懇親会では複数の素敵…

無為にして為す

無為にして為す。この老子の言葉が、今、胸に響いています。 わたしは、仏道を歩む傍ら、心身の修養法としての呼吸法にも興味を持ち、さまざまな呼吸法を実践してきました。 息を吸ったら、しばらく止めて、その間、自分にとって理想的な状況をイメージする…

寺院消滅?

我が国における人口減少の影響は、さまざまな業界、分野に及んでいます。寺院も例外ではありません。 『未来の年表・業界大変化』(講談社現代新書)には「多死社会なのに寺院消滅」という項目があります。 特に人口が減少している過疎地域では、廃寺になる…

祈りを深めています

「祈祷」とは「神仏に祈ること」ですが、一般の人が「祈る」ことは、普通「祈祷する」とは言いません。祈祷は宗教的な職能に就いている行者が為す「祈り」と言ってよいでしょう。 「祈祷」を特に密教では「加持」と言いいます。加持とは仏と行者の行為が一体…

過激な新宗教に勧誘されたら・・・

最近は、お寺にまで布教に来る仏教系の新宗教の信者がいます。キリスト教系の新宗教の信者が寺院にやってくることはないと思いますが。 我が法華道場は、立派なお堂ではなく、ごく普通の家屋ですので、法華経を学ぶ場だと知っても、聖書を携えたご婦人が訪れ…

ご祈祷について思うこと

日蓮宗には荒行という、僧侶が行う百箇日の修行があります。この行は、千葉、中山の大本山・法華経寺内にある、一般に「大荒行堂」と呼ばれる場所で修されます。 毎年、紅葉の時期、11月の1日に入行し、梅の花が見ごろとなる2月の今日、11日に成満(成就)…

御霊(みたま)抜きに行ってきました

以前に古都の寺院で出会って感動した仏像を博物館の仏像展で拝観しら、同じ仏像なのにまったく違った印象を受け、感動しなかった。そんなことがあります。それは仏像を寺院から博物館に移す際に御霊抜きをするからです(仏像が寺院に戻ったら、また御霊に入…

デクノボーになりたい

外出して帰宅した妻から「あなた、日が暮れているのに洗濯物、庭に干しっぱなしよ」、「今日も、ゴミ箱を取りに行くの忘れたの」と叱られるのは日常茶飯事。昔は、物忘れすることは、ほとんどなかったのですが。 妻に叱られたわたしは、宮沢賢治の「雨にも負…

切り離されてしまった世界

都心部の高層マンションの上階に住む知人の家に遊びに行ったことがあります。 リビングの家具は白と黒で統一され、いかにも都会のマンションの部屋といったオシャレな感じで、窓から見える夜景の美しさに感動しました。 ですがなぜか落ち着きません。 黒いソ…

現実に立ち向かう祈り

夫から暴力を振るわれている女性から、「お題目(南無妙法蓮華経)を唱えてさえいれば平和な生活を取り戻すことができるでしょうか」と問われたことがあります。 わたしは「ハイ」とは答えませんでした。「ハイ、唱えてさえいればご主人の暴力は必ず止みます…

光を感じて生きる ー霊媒体質の方へー その2

都会の雑踏から帰宅すると、ドッと疲れが出る。そのようなことがあれば、あなたは霊媒体質かもしれません。 霊媒体質者は無意識のうちに他者のネガティブな思念の影響を受けたり、憑依されてしまったりします。ですから、人込みに居ることが苦手です。 最近…